引越しのときのお昼代

引越しのアルバイトをした友人に聞いたのですが、引越し業者さんの中でたまにあるという、ちょっとせちがらいというか、ケチな話がありました。引越しをするときに、引越しをするお客さんから、引越し業者の人に、お礼代としてお昼代をつつんだりします。都内で、特に個人で引越しをするときは、あまり払われないという風にも聞きましたが、やっぱり大きな家だったりすると、そうやって気持ちを包んでくれるそうです。その、いただいたお昼代をどうするか、というところの話です。
その友人がアルバイトで行った引越しは、ちょっと郊外のお家のお引越しで、けっこう大規模なものでした。それで、引越し業者の社員と、アルバイトのメンバー3人の、4人体制で対応することになりました。そのお家の奥様が、お昼代にということで、お金を包んで、その友人に渡してくれたそうです。もちろん金額を確認したというのですが、12000円が入っていたということです。だいたい、ひとり3000円で、人数分、という感じだそうです。引越し業者の社員の人にそのことを伝えて、その包みを渡しました。
そして、お昼時になって、4人みなで、その家の奥様にもお礼を言って、お昼に行きました。近くの中華屋さんに入ったそうです。そこで、それぞれラーメンや定食を頼みました。だいたい、ひとり1000円くらいです。その社員の人は3人に対して、「支払はいいから」と言って、その包みからお金を払いました。けれど、単純に、12000円のうち4000円くらいしか使っていないことになります。残りは、その社員の人の懐へいってしまったということです。アルバイトなので、それに対して何か言うこともできません。でも、その後の作業で、友人たちの気分が下がってしまったことは言うまでもありません。
別のいい社員さんだと、その金額をきちんと人数で割って、お金で渡してくれたそうです。アルバイトにとっては、その差で、その日の引越し作業のテンションも協力体制も違ってきたりしてしまいそうです。引越しの裏を知ってしまった感じのエピソードでした。

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